外国人観光客を中心に、民泊の利用が増えています。
そのため民泊の運営に関心を持つ人も多く、「民泊を始めたいけど誰でもどの物件でもできるの?」「どういう手順で進めたらいいの?」という疑問を持っている人も多いでしょう。
民泊が一般的に知られてきたのもつい最近のことで、実は民泊運営について詳しく知っていない人がほとんどです。
民泊を始めようとしたものの、後から「こんなはずじゃなかった・・・」とならないよう、注意点も知っておく必要があります。 今回は、マンションで民泊を始める流れや、気を付けたい注意点についてご紹介します。
マンションで民泊を始める流れ【6ステップ】
マンションで民泊運営を始める流れは、大きく分けて6つのステップになります。
- 民泊が許可されている物件を探す
- 消防設備の完備
- 民泊運営の申請を提出する
- 生活ができる環境を整える
- 写真撮影
- 専門サイトへ利用者の募集をかける
最短で始める場合でも、最低限この6ステップの手順が必要です。
民泊が許可されている物件を探す
マンションで民泊を始める上で、物件で民泊運営が許可されていることが大前提です。
賃貸に限らず持ち家だとしても、マンションの規約で禁止となっているケースが多くあります。
民泊運営の申請をする際に、マンション管理組合の承諾も必要なので、物件を決める前にしっかりと確認しておきましょう。
消防設備の完備
民泊運営には消防設備が義務付けられています。
最低限の消防設備は以下の4つです。
・自動火災報知機
・誘導灯
・スプリンクラー
・消火器
物件の管轄になる消防署で、必要な消防設備を確認しておくと安心です。
民泊運営の申請を提出する
消防設備まで完了したら、民泊運営の申請を自治体に提出します。
申請書以外の必要書類は以下となります。
・物件が民泊運営を許可している承諾書
・物件の図面
・消防設備の設置証明
・身分証明書
自治体によって必要書類増えるケースもあるので、事前に確認しておきましょう。
審査期間は概ね1ヶ月~2ヶ月程度が目安となります。
生活ができる環境を整える
利用者が快適に暮らせるように、家具や家電を揃えます。
実際に1週間くらい暮らしてみると、最低限必要なものの準備ができるはずです。
特別最新の家電は必要ないので、外国人が使いやすいものや壊れにくいものを選ぶと良いでしょう。
写真撮影
暮らせる準備が整ったら、実際に利用者を募集するときに使う写真の撮影をします。
自分で撮影する場合でも問題ありませんが、映り込みなどなく綺麗に撮影するために、プロのカメラマンに頼むのも1つの方法です。
写真によって印象も大きく変わります。
専門サイトへ利用者の募集をかける
民泊サイトで代表的なのが、AirbnbやBooking .comといった予約サイトです。
他にもサイトはありますが、この2つに登録して反応を見てみます。 他の再掲物件を参考に、文章の内容やアピールポイントを考える良いでしょう。
民泊運営でやってはいけない5つの注意点
民泊運営を始めることは、特別難しいことではありませんが、気を付けておきたい注意点があります。
トラブルや後悔しないように、民泊運営を始めましょう。
物件で民泊の許可が出ていない
民泊の許可が出ていない物件で、勝手に民泊を始めてはいけません。
見かけない人がマンションの出入りをしていれば、すぐに気づかれてしまいます。
民泊の許可が取れる物件でルールに沿って運営をしましょう。
180日ルールを守る
民泊新法では、1年間で宿泊されて良いのは180日までとルールが設けられています。
最大180日という設定の中で、価格設定や部屋数など、最大限どのように運営するか考えることが大切です。
名簿の3年間保管義務
民泊利用した人の情報記録の義務があります。
利用者全員分の情報が必要になるので注意しましょう。
氏名、住所、職業、宿泊日、国籍、パスポート番号が必要です。
2ヶ月ごとに自治体への提出が必要なので、忘れずに管理しなくてはいけません。
また、名簿は3年間保管の義務もあるので、紛失しないように管理します。
消防設備にかかる費用
物件に消防設備が備わっていないと、自己負担で設置しなくてはいけません。
場合によって初期費用が高額になってしまい赤字になってしまうので、なるべく消防設備が備わっている物件を選びましょう。
近隣トラブルや苦情への対応
騒音やゴミ問題で近隣から苦情を受けることもあります。
適切な生活ができるように、利用者へルールガイドを明確に提示しておきましょう。
外国人の利用者と英語でコミュニケーションが取れると、対応がしやすくなります。
近隣との付き合いを良好にしておくためにも、日頃から明るく接しておく意識が大切です。
まとめ:民泊を始める流れを注意点
民泊運営を始める流れを注意点についてご紹介しました。
ポイントを押さえておくことで、失敗するリスクも軽減できます。
注意点にも気を付けて、トラブル対策もしておくと安心です。
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